フレームレート検証
細かく更新は続けていたけれど、リザルト画面に表示されるものを変更しました。
以前は上記のように極限までシンプルにして
- Mode
- Min-Max
だけにしていました。
これで問題はなかったのですが、キルラキル ザ・ゲーム 異布 体験版 フレームレート検証 で問題が発生しました。
PS4版は60fps安定だったのですが、Switch版が60fps不安定。しかし、両方ともMode(最頻値)が60と表示されるのでパッと見で違いがわからなかったのです。
一応画面下に表示されるピンク色の縦棒を見れば散らばり度とかはわかるんですが、数値でわかったほうが比べやすいということでツールを更新。
で、更新した結果上から
- Mode
- Median
- Avg
- Avg±StdDev
- Min-Max
のように表示されるものが大幅に増やしました。
Mode
最頻値。最も出現したフレームレート。
Median
中央値。
Avg
平均。
Avg±StdDev
平均±標準偏差。フレームレートがだいたいどの範囲で遷移してるかの目安。
Min-Max
最小値、最大値。
画面下部のピンクの縦棒
各フレームレートを検出した回数。これが一番多いものがMode(最頻値)です。
以上を踏まえて再検証。
ファイアーエムブレム 風花雪月(NintendoSwitch)
Mode = Median = Avg
30fps安定。StdDevは0.26
キルラキル ザ・ゲーム 異布 体験版(PlayStation4)
Avg < Median = Mode
ほぼ60fps安定。StdDevは8.63
キルラキル ザ・ゲーム 異布 体験版(NintendoSwitch)
Avg < Median < Mode
Modeは60だけど、Avg±StdDevが30.33-56.84と範囲が広い。60fps出るけど、30fpsの場合も多くあり、「不安定」という判定。StdDevは13.255
SAMURAI SPIRITS(PlayStation4)
Avg ≒ Median = Mode
60fps安定。StdDevは2.925
もう少し昔のタイトルで調べたかったけど、動画データが残っていませんでした。処理の都合上SSDに配置する必要があるのと可逆圧縮なので1:30のデータでも8GB近く消費。でも今思えば残しておけば良かったなあ・・(Newガンダムブレイカーが不安定タイトルだったので検証したかった・・)
StdDevを導入してみましたが、結局プレイアブルの箇所を正確に切り取らないと意味ないよなあというv1.2と同様の問題が出ました。(フェードアウトとかを誤検知してしまう)
ModeとMedianとAvgを比べるだけでも一応「不安定」か判断出来そうな気もするけど・・ちょっと考えます。