ついに・・・!それっぽいところまでいけました!!!
約1年前に熱溶解積層(FDM)型の3Dプリンタの使い道を探して等身大フィギュアを出力しはじめました。
寧々さんの胸像を作ってみたり、
3人揃えたりとかしてました。
満を持して全身作成に入ったのが今年の1月。
ただ等身大にするんじゃなくて着せ替えもできたら良さそう。
てことで女性モノの服を取り寄せていろいろテスト。
全身モデルを作成して出力。
意識してなかったけど、自立してくれてちょっと嬉しい。
ちょうど製作中に「探偵はもう、死んでいる」の等身大フィギュアが予約開始したり。
https://www.prime1studio.co.jp/lstms-01.html?srsltid=AfmBOoru0BpPIhINV07AVHLDbc8em9vSmseVtmftuwWm3pBB4uGL_h36
デフォがほぼ下着なので着せ替えして遊ぶ前提な感じ?
目指したいのはこの路線!!
全身が終わったので髪の毛の印刷に入るけど、失敗の連続。
最初からモデルを作り直して対応しました。
前回の寧々さんの髪は被せる形だったので耳の部分で引っかかったり、被せるのが難しかったり。
なので今回は厚みを持たせて一般的なガレキみたいに見様見真似でやってみました。
一通り印刷終了。
ここまでで2週間かかりました。
冬場だったのでエアコン24時間稼働。
使用フィラメントは記録上では5kgくらい(2500円x5=12500円?)。
全身だとこんな感じ。
頭の大きさに対して体が小さく、スケールを間違えている疑惑。
ここでやり直すとまた時間がかかってしまうので将来的に直す前提で先へ進みます。
FSMの上から塗装するのはいろいろと難しいので、表面をUVレジン+タルクで塗って研磨できる下地を作ります。
積層痕も消せます。
UVレジンなのでUVライトで固めることができます。
薄く塗って固めて・・を繰り返します。
従来のUVライトだと照らせる範囲が狭く、作業効率が悪かったので新しいUVライトを買いました。
これは買ってよかった品。
SUNPIE-JP ()


¥3,650
肌塗装が重そうだったので簡易的な方法がないか試したのが「カラージェッソ」。
テスト塗装。
発色綺麗でいい感じだけど狙った感じじゃないので結局この作戦は辞めにしました。
奇跡的に自立できるようになっていたのでそのまま放置してたらちょっとしたことで倒れて何度も修正することになりました・・
上半身に水性サーフェイサー塗装したタイミングで「モンハンワイルズ」が発売されて作業を中断することに。
2週間後、作業再開。
ここで新兵器投入。
等身大ということで研磨する量が多いので少しは楽になるモノはないか調べた結果、「ランダムサンダ」を購入しました。
これがかなり簡単に表面をスベスベにできるので買ってよかった品!
hangzhoujuxinggongjuyouxiangongsi ()


¥4,220
全身をざっくり研磨して服を着せてみたのですが・・
なんかマネキン感をヒドく感じてしまって結構凹む・・
ポーズが普通の人間のモデルさんを参考にしたのでよりマネキン感を感じたのかな・・?
アドバイスや励ましをもらってやる気を取り戻す。
顔を作ったら印象変わるといいな・・てことで瞳デカールに着手。
とりあえずざっくり書いて普通紙に印刷、はさみで切って貼り付けて様子を見る。
仮で貼り付けて・・を繰り返しました。
ちょっと目の位置が変わっただけで幼くなったり、リアルすぎたりして目の位置は調整が難しかったです。(これは最後まで悩まされます)
瞳がそれなりにマシになったところで次は肌色レジンの実験。
レジンの色がベージュとかなら塗装コスト抑えられるのでは?という。
結論として研磨時に白くなるので塗装レスには出来ないことが判明。
使えないこともないけど、わざわざ選択する必要はなさそうでした。
ランダムサンダでスベスベにして組み立てた図。
瞳の影響でかなりマネキン感は薄れた印象。
いよいよ肌塗装。
結局素直にエアブラシで肌を塗っていきました。
ちょっと慌てたせいで表面がボコボコ。
ランダムサンダ便利だけど、最後は手でやった方が良さそう。
狙った通りの色が出てテンションが上がりました。
ウチではねこがいる+科学系の臭いが苦手なので一般的なラッカー系の塗料を使ってないのです。
U-35というアクリル絵の具を使ってます。
ターナー色彩(Turner Colour) (2022-01-20T00:00:01Z)


¥1,055
これがなかなかクセモノで上手に薄めないとエアブラシが詰まったり、薄めすぎると表面で弾かれたりして感覚を掴むのが難しいです。
ボツになる前提でアクリル絵の具と薄め液を何度も混ぜていい塩梅のところを見つけました。
GSI クレオス(GSI Creos) (2022-08-31T00:00:01Z)


¥598
薄め液は上記を使っています。
顔を塗装したものの、想定より色が濃かったため、やり直すことに。
アクリル絵の具なのでマジックリン+ハブラシで落とせます。
逆にいえばアクリル絵の具で塗装した部分はちょっとしたことで削れて落とせちゃうので「トップコート」で保存が必須。
GSI クレオス(GSI Creos) (2023-10-28T00:00:01Z)


¥663
以前水性のトップコートでやりましたが、マジックリンで全部落ちたので水性トップコートはNG。
ただ、上記の Mr.スーパークリア もかけ過ぎは注意。かけ過ぎて下のアクリル絵の具が溶け出したことがありました。
いよいよデカール貼るぞ、てとこでバケモノが生まれる・・
瞳が真ん中に寄りすぎ、口紅が濃すぎ、ハミ出たところを修正するための白い絵の具がまた怖さを生んでいる・・
原因としては
・デカールに水つけすぎ
→紙コップに水入れてそこにデカール投げ込んでた
→ピンセットでつまんでちょびっとだけ水につけて放置、そうすると簡単にズラせる
・トップコートでの保護が足りてなかった
→次回以降はかなり念入りにかけるようにしてます
・貼り付け部分に水分が足りてなかった
→一度デカールを置いた後に移動できなくなるので水はっておいたほうがいいです
と説明書に書いてあることを守らないのが原因でした。
ちなみに使ったのは以下の家庭用インクジェットプリンタで作れるやつです。
プリンタのインクが推奨のモノではなかったけど、強行しました。
ハイキューパーツ(HiQparts) (2018-11-18T00:00:01Z)


¥791
瞳の大きさを少し小さくしたりしました。
バケモノを2個も作るのはごめんだよ!!
Youtubeでデカールの貼り方を勉強して再挑戦。
左目が少し遠い位置になってしまったけど、それなりにいい感じに。
うん、やっぱり離れてる。
これは去年作ったテストのものなのでこのままにしておきます。
本番モデル。
目の位置的にはベスト。(ちょっとやぶけてはいるけど)
それよりも髪の毛と肌が汚いのが気になる。
もう時間もないのでこのまま強行します。
チーク塗るのにスポンジ塗装を試してみましたが、狙った感じにならなかった・・
無難にエアブラシで塗装。
ほんのりが良かったのでいつもより相当薄くしてます。(薄め液多め)
ということで去年作った寧々さんの顔塗装が出来ました。
一年越し!いいね!!
なんか熊田曜子味がある??
ざっくりチーク入れて眉と紅を筆で書き。
眉は髪で隠れてしまうので本当にざっくり。
服で隠れるところは塗装をサボってます。
脚はタイツを履かせる予定だったけど、設計ミスで脚を通すことが出来なかったので断念。
白タイツ、ってことで・・
改善したいところ
寧々さんと寧々さんを撮った図。
等身大フィギュアの方はフィルタかけないとマネキン感はちょっと残ってる。
もうちょっと色味をうまいことしたい。
服のサイズがあってない。
発注したのはSサイズだけど、スカートがいい感じのところで止まらず、ずり落ちるので洗濯ばさみで応急処置してます。
全体的に体が華奢すぎるので次回はもう少しボリューム増やしたい。
首が繋がっていない。
実はただ上に載せているだけ。
何も考えずに作ったせい。
次回以降は境目が分かりづらいように分割したい。
良かった点
顔を複数用意したこと。
絶対失敗する自信があってかつ本当に失敗したので保険があると思い切って作業できるし、反省をすぐ活かせるのが良かった。
なので一番右のバケモンには大いに助けられています。
今後も複数用意するのは忘れないようにしよう。
デカールが思ったよりもうまく出来た。
じっくり寧々さんを観察したおかげ!
簡易化粧が上手に出来ました。
結構荒い出来だけど、それっぽくはなってよかったです。
まとめ
目標としていた「等身大フィギュア」を作ることが出来ました!
改善ポイント多くあるけど、それなりに寧々さんっぽく出来たので満足度高いです!!
寧々さんの誕生日に間に合わせることが出来てやったね!
次は「50cmくらいの1/3~1/4のフィギュア」作りたいです!!