ボダコン
アーケード版ボーダーブレイクコントロールパネルをPS4版で使えるようにする(ボダコン化)のが目標のこの企画。
バックナンバーは以下。
前回ざっくり調べましたが、今回は各配線を調査していきます。
ここからは自己責任でどうぞ。
Lグリップ
調査のためにテスターを買ったけど、よく分からなかったのでブレッドボードにLEDつけて一つずつ配線を調査。
簡単にわかりそうなタクトスイッチから調査。
黒いケーブルは一般的にGNDであることが多いという話を聞いたので
あとは残りのケーブルに接続してどちらのボタンが反応するか調べればわかる。
比較的簡単。
こちら側は調査が難航。
LEDは通電したときに光ったので比較的すぐわかった。
R、G、Bそれぞれ用意されてる。
全部有効にすると白くなるのでおそらく光の三原色でしょう。
アクションボタンもすぐ判明。
問題はムーブスティック。
よくコントローラに使われているアルプス社のもの、というのはわかっていたので同じものを用意。
SELはタクトスイッチだとして残りはVCC、VERT、HORT、GND。
VERTとHORTはそれぞれX軸、Y軸かな?
さすがにムーブスティックはLEDでは分からないので昔解体したコントローラ(HORIパッド)に接続してPCでテスト。
大まかに配線がわかった。
しかし、Y軸が逆で検出される。
解体したときに壊しちゃった?と思い、コントローラ基板を発注。
購入したのは「PS4+ Audio Fighting Board」。
いろんなコントローラ基板が発売されているけど、ざっと見た感じアナログスティックに対応しているのはコレだけだった。
最初は安かったのでakishopで頼んだけど、一向に発送されないのでちょっと高いけどarkで再購入。
翌日には届きました。
https://www.ark-pc.co.jp/i/50282476/
しかし、本当に音沙汰ないけど、akishop大丈夫か?
別で用意したアナログスティックを接続してテスト。
上記写真だとブレッドボード経由してるけど、本来は不要。
ジャンプワイヤーのメス-メスが手元になかったので応急処理で対応。
配線はカオスになったものの、動作は問題なく検出。
一方、この状態でムーブスティックを接続するもののY軸が逆で認識される。
ムーブスティックの配線が一般的なものと比べて逆になっているのか、ソフトウェア上で反転させているのか・・・
理由はわかりませんが、これを解決しないことには使い物にならないです。
いくつか方法を調べると以下のようなサイトが。
スティックのX軸反転https://blogs.yahoo.co.jp/rmjhj650/34246636.html
やってることとしては一方の軸のVCCとGNDを力技で反転させてる。
やろうと思えば実現出来るけど、1つしかない基板をイジるのはどうかなと思い始める。
(失敗したら、修復出来ないですからね・・)
そこでコントローラ基板側でなんとか出来ないか調べる。
Download – PS4http://www.brookaccessory.com/download/PS4/
そしたらアップデートに以下の記述が!
20180309
1. Fix 8 minutes time out problem for PS4 V5.5
2. For analog input, hold down PS Key on plug-in, the Y axis input will be reversed.
3. Other functions optimization
PSボタンを押しながらUSBを刺すとY軸が反転する。
素晴らしい!こういう状況のときのためのアップデート内容。
特定の手順を踏んでコントローラ基板をアップデート。
ネットに繋がっていないと更新出来ない仕様だけど、有事の際にこれは・・・大丈夫なのか?
一応バックアップ取っておこう。
そしてPSボタンを増設して試してみると・・・出来ました。
Y軸が反転されて意図した入力に。
Lグリップ側は一通り解析完了。
Rグリップ(マウス)
独自仕様使ってる可能性があるけど、マウスなんて一般的なものにわざわざ独自で規格用意するかな・・・?と考え、パッと思いつくものから調べることに。
PS/2規格は6ピン。
しかし、そのうち2ピンは未使用。
つまり4ピンしか使ってない。
Rグリップは5ピンなので数が合わない。
次はUSB。
一般的なモノは4ピンだけど、調べてみたら「mini USB」と「micro USB」は5ピンということが判明。
数は合ってる・・・もしや。
5ピンをmicro USBに変換する基板を買ってきた。
最悪壊れる可能性があるけど、ダメだったらベータの頃に買ったゲーミングマウスを使おうと思ってました。
で、接続するもののPCでうまく認識できない。
向きを変えて差し込んだところ、マウスとして認識してくれた。
逆だったらしい。しかも光る!
かなり適当な対応でしたが、無事解析。
ダンボールコンパネ
メニュー操作やY軸反転に必要なPSボタンなどを操作するための自作コンパネを作成。
ボーダーブレイク のβ版のときに作ったものと作りは一緒でダンボール製。
以下のサイトを見つけてから大きく触発されてます。
段ボールでジョイスティック!「ジョイ段」を作って遊ぶhttp://www.kenkihou.com/joy-dan
左側が方向キー、右側が○や□ボタン。
上段にあるのはそれぞれSHAREボタン、PSボタン、OPTIONボタン。
違いはボーダーブレイクのコンパネにないボタンを一通り用意したのと、裏はファストン端子で接続するようにしました。
(前回は知識や工具的な問題ではんだ直付けでしたが、メンテナンスしやすい方がいいと思って)
最初は苦労しましたが、慣れると圧着するのが楽しくなって来ますね。
カバー通すのを忘れて何回かやり直しましたがなんとか完成。
ちなみにR1、R2、R3、それにタッチパッドは未実装。
R1、R2、R3はマウスで代用できるだろうからオミット。
タッチパッドは必要なゲームが多いので将来的にはつけるかも。
トレーニングモード
もろもろ準備が出来たのでまずはPCで動作チェック。
ゲームは昔買った「ウルトラストリートファイターIV」を選択。
キーディスプレイあったほうがわかりやすいと思うので。
しかし、どのボタンが弱パンチだか強パンチなのかわからん。。。
これはPS4上で試すしかあるまい。
フォートナイトでテスト
PS4で市販のマウスが使えるゲーム・・・といったら「フォートナイト」が思いついた。
対戦で迷惑かけるとアレなのでプレイグラウンドに一人で入って調査。
このゲーム自体、コントローラとマウスを同時に使うことが想定されておらず、キーアサインがパカパカする。
入力はちゃんととれているので確認には問題なし。
しばらく操作していると視点が右上にズレていく現象に遭遇。
細かく切り分けていくと、ムーブスティックを手前、または奥に倒すと視点がズレる模様。
原因は右スティックを接続していなかったから。
ちゃんと接続したところ、この問題は解決。
簡単な問題でよかった。
まとめ
ほぼ完成状態になりましたが、いくつか気になることが。
- アクションボタンなどの各種ボタンの効きが悪い
- ムーブスティックもへによへにょ
これは部品清掃、交換が必要そう。
また、
- タッチパッドはあったほうがいいかも
HORIのボダコンにもついてるのでつけておかないと後々困るかも。
続く…