2020.02~2020.07まで使用していた入力遅延の測定方法、「アナログコンポーネント切断方式」の検証方法を解説しています。
検証方法
基本的には inputlag.science 記載の方法を採用。
ざっくり説明すると
- 【ゲーム機からのHDMI出力をアナログコンポーネントに変換】
- 【ボタン入力があった際にコンポーネントの特定の信号を切断することで画面が乱れるのを入力タイミングとする】
ことで入力遅延を測定する方法。
この方式だとディスプレイなどの表示遅延の影響を受けずに、純粋にゲーム自体の入力遅延を測定することが出来ます。
よって実際の入力遅延はこの方式で求めた値にプラスしてディスプレイの表示遅延分遅れていることになります。
その環境でキャプチャを行い、自作の検出ツールで検証しています。
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- キャプチャユニット:GC550
- HDMI->コンポーネント変換:Portta HDMI to Component YPbPr + R L Converter
- コントローラ基板:PS4+ Audio Fighting Board (AFB)
検証動画
検証した動画はyoutubeに上げてあります。
画面上に現れる「緑の線」がコントローラの入力です。
その後、左上に表示される●がゲームに反映されるまでのフレーム数です。
上記例だと反映までに3フレームかかっていることがわかります。
※現在、ツールを作成しながら検証しているので抜けや誤検知があるかもしれません。