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Voice of Cards ドラゴンの島 Demo、クリアまでの感想・第一印象

time 2021/09/25

「Voice of Cards ドラゴンの島」のデモが配信されました。

テーブルトークRPGをモチーフに全てをカードで表現したRPG。
スクエニでテーブルトークRPG風味と言ったらWildCardアンサガになるのでそれの究極進化版か?と勝手に判断し、かなり期待を込めてプレイ開始。

雰囲気は良かったが・・!


起動画面。


ゲームを起動するとゲームマスター登場。
「Voice of Cards」なんてタイトルだけど、声が出てくるのはこのゲームマスターのみ。
他のキャラは一切喋りません。

なるほど、ボイスコスト抑えてどこかに全力投球してんだなと期待値がさらに上がります。


一般的な剣と魔法の世界の模様。


カードを傾けてお辞儀をしているように見せてる。


しかも各キャラ毎動きが異なる凝りよう。これは期待できるぞ!


目的は「王家の宝を奪い返す」こと。


やった選択肢だ!
と思ったらこの選択肢は特に話に影響しない
まあ最初だからしょうがないか・・とちょっとだけテンションダウン。


ともかく「液体状の物」を探せばいいのね。なんかの比喩だったりするのだろうか?


次の町に向かう途中でバトルチュートリアル。

「ノーコストで出来る行動」と「左上のジェムを使って出来る行動」の2パターン。
ジェムは各主人公のターンが回ってくると補充される。

ジェムを上手に使って戦うテクニックバトルかと思ったら、とりあえずジェムを消費する火力の高い行動をとればOKというなんともいえない感じ。これは体験版だから?


バトルが終了した段階で「これコンシューマでわざわざやる内容かなあ・・」なんて思ったり。
操作的に難しいことを要求されないのでスマホでも良さそうな・・
(おそらくスマホだとガチャゲーになるからNGなんでしょうけど、AppleArcadeとかで良くね?感)


町に着いた。
先ほどのフィールドと大きく景色が変わらないので着いた感じがしない。

また、いちいちコマを進めないといけない。
どうせ寄る施設は大抵共通化されるのでもっと簡素化したもので良かった気がする。(カードが並んでてそこから選ぶ、だけでも十分)


JRPGおなじみの町の名前を言うNPC。パロディかな?


選択肢が出るので選ぶけど・・


こんなことを言われる。選択肢の意味ねえー。
これだとパロディていうかただのイカれたジイさん。

ここで少し嫌な予感がします。


まだ断言するのは早い、てことで次のNPCのところへ。

「魔物が怖い・・」という女。包丁をむき出しで持ってるあんたの方がよっぽど怖い。


先へ進むと足を挫いた女。
いやいや絵が一緒でワケがわからなくなる。(※さっきとは別の女性)

絵柄を変えるとか、せめてカラー変えるとかしませんか・・?
なんでここまで安く作ってあるんだろ・・

あとこの場面でこの女性に手を貸すか選択肢出て欲しかったなあ。(手を貸す/無視する的な)


しょうがないので薬屋まで運ぶ。


どうやら主人公達は「白の教団」で町の人たちに崇拝されているみたい。


女性との会話が終わると「解放条件を満たした」と表示される。
これが結構ウザい。
NPCとの会話が終わった後とかモンスターを倒した後とか毎回表示される。
実績やトロフィー取得時みたいに画面上に勝手に出て勝手に消えてほしい・・


道具屋のパッツン娘可愛い。
ゴールドがあるみたいなので試しに何か買ってみる。


支払い画面。
金額が書かれたカードが表示されるだけ。

うーん、ここはトークンでコインを表示して欲しかったな。


その後、情報を集めて王家の宝を盗んだ犯人は誰か選択肢が出現。
あえて的外れな「ガリガリに痩せた町人」を選択するも・・


無視されて西に行くことに。

ここで確定。
このゲームは何を選んでも同じ。
選択肢の意味はなく、制作者の意図通りにフラグを立てていく必要がある典型的なJRPGでした・・

テーブルトークRPGをモチーフに、とあったので期待してましたが・・ここでやる気が一気にゼロに。
誰がやっても同じならわざわざやる必要なんてないし、配信でネタバレされて1発で終わりです、これじゃあ。


その後、呪われた船に乗るためにお使いさせられたり・・(無理にでも乗せてもらうという選択肢が欲しかった)


宝箱は判定なしですんなり開けれたり・・TRPG風味が全然感じられず

あらゆる部分を削ってとことん安く作ってあったので、それ自体に意味があると思っていましたが、どうやらただ単純に低コストで作っただけというシロモノでした・・

これは勿体ない・・!

問題点は他にも

  • 通れない場所に進もうとしたときのコマの動きが長くてウザい(行けないことがすぐわかればいいのでわざわざコマを動かす必要はない。レバー入れっぱなしだと延々アニメーションが再生される・・)
  • そもそも戦闘アニメも微妙に長くてウザい(早送りやスキップ機能はなし)
  • フィールドはモンスターしか出ず、罠もなくて単調(眠い)
  • ジェムの消費コストが安いので残すという概念はいらない(テクニックも何もない)
  • ヒット数が大きい攻撃、総ダメージわからない

ちょっと遊んだだけでもボロボロ出てくる。
これ来月(10/28)発売して大丈夫・・?

改善案

分岐の有効活用


せっかく面白い選択肢の分岐があるのに活用されていないのは勿体ない・・
これだったら「ガリガリに痩せた町人」を町中探し回るけど、結局見つからなくてしょうがなく西の方へ行く・・という流れがあっても良さそうなのに・・

あらゆる部分に判定追加


宝箱がノーリスクでアイテムを取得できるのが納得いかない。判定欲しい。

せっかくバトルに毎ターントークンがもらえる「ジェムシステム」というものがあるので、
これをフィールドでも使えるようにして判定を緩くしたり回避できるような形になれば、かなり使い道増えると思うんだけどなあ。

戦闘で使い過ぎるとフィールドで危険だから控えめに使おう・・とかいやフィールドは根性で乗り切るからオレは戦闘に全部のジェムを使うね!とプレイする人の性格が表れる面白い部分になれると思うんだけどなあ。

(一応、ミステリロックというダイス判定が必要になるイベントはありました・・が、ダイスの結果が〇以上なら成功!などの表示は出ないのでよくわからない感じ)

キャラメイク、もしくはパーティメンバー構成の変更


判定を多く採用するならキャラメイクしたい。

安全に冒険するために罠解除がしやすい「シーフ」を入れたい、とかいや全部パワーで押し切る!全員「モンク」だ!とか。性格出て面白いと思うんだけどなあ。

キャラメイクだとちょっとコスト上がるので、せめてパーティメンバーの変更もしくはジョブを自由に変更できるとかかな?

まとめ


こうだったら良かったのに!というアイデアがたくさん出てきてある意味楽しかった。
規模的に個人製作出来そうなのでお試しで作ってみようかな。

ともかく現状だと低コストで作ったそこらへんにあるJRPG、て感じで全くオススメ出来ない・・!
製品版だと改善されてる・・てことは発売日からしてなさそう。

特装版が出るみたいなので買うなら今のタイミングだけど・・と公式サイト見てたら「主人公たちが全然違う!」
体験版自体がフェイク、ていうオチ?
いや普通そんなことしないよね。でもスタッフ見る感じ、逆におかしなことしそうな気もする。

製品版で大逆転パターンもありえそうなので特装版を入手した方が良さそうだけど・・うーん、悩む。

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