冬休み特別企画。
ハードウェアをイジりたい。
経緯
最近ゲームボーイの企画を始めました。
それは「中古のポケモンを入手して残っているセーブデータで交換するだけで図鑑完成できるか?」というもの。
この交換部分を実現するためにはゲームボーイ本体が必要になります。
(ゲームボーイを遊ぶ環境としてはレトロフリークがありますが、あちらは交換機能がなかった)
フリマアプリを使って入手したのはいいのですが、画面が暗すぎて何にも見えません・・
そこで前から興味のあった「液晶部分を交換して明るく鮮やかにしよう」と考えました。
キットを入手する
ゲームボーイは発売から時間が経っていることもあって改造キットが充実しています。
こういったモノは「AliExpress」で入手するのが一般的ですが、思い立ったときが遅く届くのが来年の1月中旬以降になりそうでした。
それだとさすがに冬休み終わっているし、ゲームボーイ熱も冷めてそう・・
手っ取り早く入手できそうなモノを探しているとヤフオクで見つけました。
(https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d1076503252)
ハンダ作業なしでもいけるということだったので早速発注。
(ちなみにコチラの商品、ネットで検索しても全く同じものが出てこなかったんですよね・・どこかが販売しているものを代理購入して販売しているものだとは思うのですが・・?)
なんで改造マニュアルはありません。根性で想像しながら組み立てました。
組み立て
裏側から開けていきます。こちらのゲームボーイはプラスネジでした。(一般的にはY字ネジでY字ドライバーが必要になります)
アネックスツール(Anex) ()
¥1,280
試しにキットのディスプレイを接続して電源を入れるとちゃんと表示されました。ここまでは簡単。
キットのディスプレイは元々搭載されているものより大きいです。
なのでシェルを削る必要があります。ニッパーとデザインナイフで頑張ってここまで削りました。
(※これで完成ではなく、もう少し削る必要があります。)
ざっくり削り終わったところ。このあとに内側も削る必要があります。
(テープが貼ってある箇所が外枠になるのでそのあたりまで削る必要あり)
内側も削り終わったところ。この作業がかなり時間かかりました。
このプラスチックを加工する作業、いまだに慣れません・・
はんだごてを高温にしてちょっとずつ溶かして、余分な部分をニッパーで除去。
デザインナイフで整えてやすりで綺麗にする・・という手順でやりました。
(デザインナイフの代わりに彫刻刀という方法もあるらしい)
とにかく頑張る。
左が元々の液晶、右が今回改造した液晶(明るさは最大)。
タッチパネル領域を押すことで明るさや長押しするとフィルターを変えれるようです。
見た目がかなり改善されています。頑張ってやった甲斐がありました!
作業時間は約5時間。
改造マニュアルが付属していないため、いろいろと試行錯誤しながらだったので結構時間がかかりました。
事件発生
Aボタンの効きが悪かったのでもう一度開けて直そうとしたら・・
電源ボタンのスイッチが折れてしまいました。。
経年劣化で元々ダメージが入っていて脆くなっていたようです・・
電源スイッチをつけずにつまようじとか使えばなんとか電源ON/OFFはできそうですが、それはちょっと嫌・・
ということで深夜26時にも関わらず修理を始めました。
参考になったのは https://setsuhiwa.com/110yen-gba-refresh/ のサイト。紹介はGBAでの方法でしたが、パーツはほぼ似たようなものだったので助かりました。
ジャンクのゲームボーイカラーから部品を取り出して修理。
作業時間は追加で2時間ほど。朝28時になってしまいました。。(趣味でこんな時間まで起きているのは久しぶり)
まとめ
改造キットの導入はとても簡単でした。
一番大変な「シェルを削る作業」は【既に削ってあるモノが売っている】のでそちらを利用するのがいいかも。(私は純正品で作りたかったので頑張るしかなかった)
発展として「バッテリー載せる」「HDMI出力化」などまだやれることはありそうです。
とりあえず「ポケモン図鑑完成のために交換」をしようと思います。