HitBox
通常のアーケードコントローラ(アケコン)はレバーとボタンですが、HitBoxはそのレバー部分もボタンにしたアケコン。
前から興味はあったのですが、格ゲーをあまりやらないため購入をためらってました。(Amazonで3万円ぐらいなので)
今回必要になったので自作することにしました。(一部大会では使えないっぽいですが、私は出場しないので関係ないのです)
ここからは自己責任でどうぞ
材料を集める
Brook Universal Fighting Board
PS4やXboxOne、Switchまで対応した基板。前回ボダコン作るのに使ったのはPS4に特化した基板「PS4+ Audio Fighting Board」を使ってました。
※Amazonに出てるモノはハンダを使って自分で実装が必要なので注意。
私はハンダ実装不要のものを千石電商で買いました。
アーケードスティック
ベースにするアーケードコントローラ。別にこれでなくてもいいのですが、2000円程度と安かったので。
HitBoxに特化したケース(パネル)なら、https://marvelouscustoms.com/collections/fightsticks もいいかも。99ドルからある。
今回は完成までに時間がなかったため、断念。
ホールカッター 30mm
ボタンを新設するのに必要。
ホールカッター 24mm
こちらもボタン新設に必要。30mmより小さいボタンの埋め込みに必要。
電動ドライバー
上記ホールカッターを使うのに必要。私は昔ホームセンターで買ったモノを使用。
USBケーブル
基板に付いてなかったので別途購入。AmazonBasicという表記が主張し過ぎでちょっとアレだけど安いから我慢。今回1.8mを買いましたが、もっと長い方が良かったかも。
ボタン
メジャーなところとしては「三和製」と「セイミツ製」があるらしい。
特徴は
- 三和:タッチが軽く、ONまでのストロークが短い。反応性が良い一方で、誤反応が発生しやすく、ONになってから底につくまでのストロークが長めなので、しっかりと戻さないとONになったままということもある。
- セイミツ:三和ボタンより僅かにタッチは重い。三和ボタンより誤反応は発生しにくいとされているので、確実な操作を要求するプレイヤーに人気がある。SWの耐久性はSW68の2倍。擦り撃ち世界一の人はセイミツボタンを使用。
らしいです。(https://w.atwiki.jp/ac_stick/pages/4.html#id_88074083)
今回は左側の方向ボタンを三和、右側のパンチボタンとかをセイミツにしてみました。
ボタンも基板と同じく千石電商で購入。
ケーブルやファストン端子
基板とボタンを繋ぐ線。
昔千石電商で買ったものを使用。
実際に作る
裏のパッドを剥がすとネジが出てくるのでそこを緩めてボタンやレバーを除去。
もともと搭載されている各ボタンは微妙に30mmではないのでホールカッターとヤスリでガリガリ。
一通り終わったら「上ボタン」となるボタンの穴を開ける。
本来のHitBoxは「上ボタン」以外は24mmぽいですが、今回はありものを使うのでこのような形に。
この穴あけと30mmに広げる作業が一番大変でした。
なかなか慣れず心が折れることが何度か。
「左ボタン」「上ボタン」「右ボタン」の穴を開ける。これはHitBoxと同じ24mmで。
一通り穴を開けたらボタンをハメ込んで完成気分を味わう。
黒いボタンが三和製、白いボタンがセイミツ製。
左上に「SHAREボタン」「PSボタン」「OPTIONボタン」を実装。(「SHAREボタン」がズレているのが残念な出来)
本当は側面に穴を開けたかったのですが、難度が高かったため無難な位置に開けました。
さらに基板についていた「Brookシール」も貼りました。
右上に「L3ボタン」「R3ボタン」を実装。
通常、そのボタンを使うことはないと思うけど、念のため。
ただ、「L3ボタン」「R3ボタン」は「Brook Universal Fighting Board」では通常の方法では実装出来ないので完全にダミーボタンに。
最後に基板の位置決め。いろいろ考えてこの位置に。
あとはケーブルとファストン端子を繋いでいけば完成。
公式サイトの以下のページを見れば、接続先などの情報が載ってる。
http://www.brookaccessory.com/detail/06960737/
まとめ
基板はケーブルを繋いでいくだけなので簡単に出来ます。PS4とSwitch、PCで動作しているのを確認しました。
穴あけはかなり苦労したので自分で作っていくのが好きだとか、任意の場所にボタンを配置したいのでなければ普通にHitBox買った方が(時間的にも)安い気がします。
追記(2019.12.07)
保留にしてた「L3ボタン」「R3ボタン」が必要になったので材料発注。
Amazonでは見つからなかったので今回はモノタロウを利用。
プリント基板用コネクタ PHシリーズ ハウジング の「PHR-4」と プリント基板用コネクタ PHシリーズ コンタクト の「BPH-002T-P0.5S」(1パック100個のやつ)にしました。
現在到着待ち。
追記(2019.12.08)
モノタロウからPHコネクタ届いて製作したんですが、別の用事でせんごくネット通販で上記の「FIGHTING BOARD CABLE」も別途注文してました。
その中には「L3ボタン」「R3ボタン」につなぐハーネスが付いているのでそれを接続して実装完了としました。動作もしっかり確認。