コントローラのカスタマイズ
先日開催されたボーダーブレイクのオープンβ、楽しかったです。
次回のオープンβが楽しみです。
でも、心残りが。
コントローラでの操作がキツい。
「ホリパッドFPSプラス for PS4」を使うことで多少改善されましたが、L3押し込みアクションボタンが致命的。
専用コントローラがリリースされれば解決ですが、
- 専用コントローラに関する情報が全然出てこない
- バーチャロンのとき酷いことになったというインタビュー記事の掲載
- 実際に発売されることになっても数量限定で自分のところには回ってこない可能性
ということから前から興味があった【コントローラのカスタマイズ】に挑戦してみることに。
電子工作は大昔にキット買ってきてはんだ付けしたことがある程度の超初心者です。
いろいろと調べながらやってますので作業工程の戻りが頻発しました。
後日、最小限の労力でコントローラを作る記事は作ろうと思ってます。
では、ここからは自己責任でどうぞ。
まずは解体・・のために必要なものを用意
まずは「ホリパッドFPSプラス for PS4」を開けるところから。
一旦これだけ購入してコントローラを開けてみました。
開けてみたもののなんにもわからん。
かろうじてボタンの配置からそれぞれがなにか知ることが出来そう。
こんな感じ?
各ボタンはゴムみたいなのがついてました。
これは裏に黒いのがついていて押すと出っ張るっぽい。
これが基板のところに接触して通電するっぽい?(バネじゃないんですね)
全然わかんないけど、とりあえずいろいろ試してみよう。
各キーの情報を集める
「ホリパッドFPSプラス for PS4」はWindowsPCに接続しても認識しました。
カスタマイズした後に正しく実装出来てるか確認するためにキー情報を集めておきます。
(これは解体前にやったほうが良かったです・・)
「ホリパッドFPSプラス for PS4」はPS4モードとPS3モードがありますが、今回はPS4モードで調べました。
コントロールパネル→デバイスとプリンタ→HORIPAD4→右クリックから「ゲームコントローラの設定」→プロパティ
これで各キーがWindows的にどこに対応しているか調べました。
こんな感じ。
作業するための道具を揃える
コチラはダイソーで購入。
グルーガンもあるらしいけど、見に行ったお店では見つけられなかった。
(※)注意
一般的な利用方法としてダイソーのハンダごてはオススメできるかもしれませんが、今回の利用方法には向きませんでした。
理由は後述。
コチラは日本橋で購入。
- 部品入れるケース
- こて先クリーナー
- ハンダ吸い取り線x2
- グルーガン
- グルーガン用ホットスティック
- ピンセット
まずはお試しで作るのでスイッチは大きめのやつをとりあえず多めに。
ハンダを吸い取ってさらに分解、しかし・・
ハンダとハンダ吸い取り線を使って基板をさらに分解します。
上記はアナログスティックの基板と本体の基板のつながる線があるところ。
(R3とかRY、RXなどの文字が書かれています)
序盤は問題なかったのですが、途中から全然ハンダを吸い取ってくれなくなりました。
ハンダごて事件
ハンダごてには「ニクロムヒーター式」「セラミックヒーター式」というのがあるらしく、
このダイソーのやつは「ニクロムヒーター式」でした。
ハンダをつけるだけなら問題ないのですが、
今回はコントローラを一旦解体するのが目的なので温度的なパワーが足りず、上手くハンダを吸い取れませんでした。
(気づくのに結構時間がかかった)
じゃあ「セラミックヒーター式」のモノを、とコーナンに買いに行きました。(上記写真のやつ)
途中まではスムーズにハンダが吸い取れていたのですが、アナログスティックがくっついているところのハンダが吸い取れませんでした。
調べると、該当箇所のハンダは【鉛フリー】というモノで他のハンダに比べて融点が高いようです。
(溶けるまでの温度が高い)
つまり、コーナンで買ってきた「セラミックヒーター式」ではパワー不足。
もういいかげん前に進みたいので思い切って一番いいやつ買ってきました。(それがコレ)
ダイヤル式で温度を自由に制御できる。パワーも問題なさそう。
やっと取れました・・
マックスの500℃にして吸い取り線。簡単に吸い取れました。
まとめると、今回のような目的でハンダごて買うなら
【”セラミックヒーター式”で”温度調節”できるモノを買う】こと!
ちょっと値がするけど、作業がスムーズになるので間違いない。
ようやくスタートライン
準備が整ったので、基本として簡単なボタンで接続を試そうと思います。
シンプルでボーダーブレイク的にも捨てボタンになりそうな△ボタンで試します。
「ホリパッドFPSプラス for PS4」の基盤には該当ボタンの接続箇所が親切に書いてあります。
(とりあえず上記画像に該当ボタンを書いてみましたが、もしかしたら間違ってるかも?)
この該当箇所と外部スイッチ、そしてGNDにつなぐことでやりたいことは実現出来そうです。
GNDてなんやねん、てことでいろいろ調べてたんですが、よくわからず。
とりあえずもう一個のつなげないといけない箇所と覚えておきます。
△ボタンに繋げました。
外部スイッチに繋げます。
赤い線が基板の△ボタンに繋がってます。
黒い線はGNDにつなぐ。
でも、GNDは基板上にはいくつかある。
△ボタンに対応するGNDを探すためにWindowsPCに繋いで調べることに。
ちゃんとハンダ付けしなくても接触させれば、わかるはず。
基板上右側のGNDと書かれている箇所に接触させて外部スイッチを押したときの挙動。
1□ボタン、2×ボタン、3〇ボタンが有効になる。
あれ?△は?
しかも8R2ボタンも常時有効だし、ハットスイッチ(方向キー)もおかしい。
アナログスティックはもう全体的にダメだ。
基板を見てみると、R2ボタンの箇所にハンダと線がちょっとだけ残ってた。
吸い取り線で吸う。
同様に汚いところを軒並み吸い取り線。
一通り綺麗にして今度は基板上左側のGNDに接触させてみた。
やった!△ボタンが反応っ!
誤動作していた箇所もなくなり、意図した挙動。
この調子で〇ボタンも作ってみる。
2つめのボタンとGND
(さっきつけた線は一度とって、ボタンの色に合わせた配色にしました。〇ボタンが赤、△ボタンが緑、GNDが黒)
コントローラ解析サイトで「GND共通」と書かれていました。
同じとこにくっつけちゃえばOK、のようです。
〇ボタンのGNDは△ボタンと同じところにしました。
特に問題もなく、動作確認完了。
ただ、このままボタンを実装していくと基板上のGNDから線がいっぱい生えることになる可能性大。
一度別の基盤にGND退避させてそこで接続させてもできそうな。
調べてみると、そんなことしなくてもできるっぽい。
上記写真は、基板上のGNDから〇ボタンに繋がっていますが、
△ボタンのGNDを〇ボタンのGNDに繋いでいます。
ワケがわからなくなってきた。
とりあえず最終的に基板上のGNDに繋がってれば問題ないようです。
一応テストしてこれでも問題ないことは確認したけど、本当に大丈夫かはまだわからないです・・・!
まとめ
まだまだ他のボタンも順次実装していきますが、一旦まとめ。
- 「ホリパッドFPSプラス for PS4」は通常利用にもカスタマイズにも良いコントローラ
- ハンダごては【”セラミックヒーター式”で”温度調節”できるモノを買う】
- GNDがいまだによくわからん
次のオープンβまであと1週間あるのでそれまでにはある程度形に出来たらなあと思います。