kimagre inrash

感想を書きます

Pokémon LEGENDS アルセウス クリアまでの感想(※ネタバレあり)

time 2022/02/01

ポケットモンスターの新作、「Pokémon LEGENDS アルセウス」を遊びました。
スタッフロールを見るところまで遊んだのでいつも通り、録画した動画を見ながら振り返り感想を書きます。ネタバレあり注意。

プレイ歴

「ポケットモンスター青」「ポケットモンスター金」をプレイしてクリア。

その後、遊ぶ機会がなくしばらく離れていましたが、フル3Dとなった「ポケットモンスターY」で復帰し、「ポケットモンスターサン」でシステムに慣れず再び離脱。

直近では「ポケットモンスター Let’GO イーブイ」ポケットモンスター ソード」をクリア済み。(ダイパリメイクはスルーしました)
つい最近まで「ハートゴールド・ソウルシルバー」を遊んでました。(まだクリア出来ていない)

世代的に詳しいのは赤緑シリーズ。
基本的にはとりあえずクリアできればOKなプレイスタンスで遊んでます。

スタート


プレイヤーは別の世界へ来てしまった模様。
服装を見る感じだと私たちの世界に近い感じ?一応、ポケモンが存在する世界から来たみたい。
そういえばピカチュウ・イーブイでも現実世界からポケモンの世界への導入ムービーが流れるので、シリーズで重視している点なんでしょうか。


いきなり「生きていけるのか?」と聞かれる。
困り顔・悲しみ顔が切なく私も少し悲しくなる・・


操作チュートリアル。
いきなりモンスターボールが50個ももらえる!・・となるけど、ポンポコ投げるので結構簡単に消費されます。
TPSのようにちゃんとポケモンに狙って投げないといけないので、FPSやTPSをやってない層には操作が難しそうだと思いました。(軌道はグレネードと同じ感じ)
ZL押しっぱなしでロックオンかけれるけど、ホーミングは緩め。(ただし、ロックオン時は飛距離が伸びるっぽい)一応、バトルに入ってしまえばコマンドで投げれるので救済機能はあるかあ。

ここでフィールドを動くことが出来るようになりますが、「ボイスなし」や「LODの切り替え」が気になります。

「ボイスなし」は前作「ソード・シールド」でも不満に思っていましたが、改善されていないですね・・
フルボイスだとダルくなるのでせめてパートボイス(メッセージ表示時にちょっとした声が出るタイプ)を導入して欲しいですが・・(ローカライズコストとアニメとの兼ね合いだと思いますが・・)

「ソード・シールド」では全体的にボイスはないのにピカチュウだけ特別扱いでしたが、今作では以前の鳴き声に戻っていて好感。

「LODの切り替え」はオープンフィールド(箱庭)になった宿命ですね・・
代わりに処理・描画負荷が軽減されているはずなのでフレームレートが気になります(後ほど検証)。


村に到着。
村の設備を使おうと思うけど、ヨソモノ扱いされてまたも悲しい顔。
冒頭でも「生きていけますか?」と聞かれたり、安心・安全だった過去シリーズと比べると中々ハードな予感・・!

ゲーム内で主人公は15歳てことが明かされますが、そんな歳で異世界転生してこんなこと言われたら私だったら泣いちゃうな・・


選ばなかったタイプの子がライバルになる?みたいです。
ライバルていうほど物語にあんまり参加してこなかった印象。
設定的にはポケモンを扱うのは苦手みたい。


食堂で作戦会議。
直接食べるシーンはないものの、「生きる」ことに必要な描写がちゃんと表現されてていい感じ。


流れで衣食住が保証されるギンガ団として活動することになりました。
団員として認められるために試験を受けることに。
その際にポーチを支給してもらいますが、プレイヤーが思ったことをゲーム内のNPCがしゃべってくれるのはかなりいい感じ。


相棒は「ヒノアラシ」を選択。


そういえば、モンスターボールが黄ばんでいるのはなぜだろう。
年代物感はあるけど、お話し的にはそういう素材を使って作られている・・ほうが納得感高いかな。


・・と思っていたら、後ほど出てくるクラフト機能で素材が判明。
「ぼんぐりのみ」を使っているからこの色なのか!


ちょっと迷ったけど、進むべき場所にマーカーが表示されるので遊びやすい。(最近のゲームでは当たり前か)


バトル中も移動できる。
逃げる場合に有効活用できたけど、それ以外で役に立つシーンとかあったのかな・・?
(バトル中にポケモンの攻撃を食らうと転んだりしたけど)


今作では「投げる」ことで様々な動作がスタート出来るようになっている。
自分が持っているポケモンが入ったモンスターボールを木に投げると木の実を取ってくれたり、鉱石に投げると鉱石を掘ってくれたりする。
こういうゲームだと歩いてその場所まで行ってAボタンで調べる、になりがちだけど、投げといたらいい感じにやってくれるのでこれがかなり便利。
私的にこれは結構革命的な機能。
今後こういうオープンフィールド、箱庭系のゲーム遊ぶときにこれがないともうダメな体になりそう。


試験に合格して衣食住を確保。服装も支給されました。


ロードは長すぎず、短すぎずちょうどいい。
似たようなゲームの「モンハンワールド」や「ゼルダBotW」はかなりヘビーなロード時間だったので・・これはいい!


約1時間のチュートリアルが終わった感想としては・・
「ソード・シールド」の「ワイルドエリア」がゲームのメインとなり、さらに「モンスターハンター:ワールド」っぽい味付けがされたモノに近い印象を受けました。

世界がすべて繋がっているわけではなく「ステージ(箱庭)制」だったり、この「図鑑タスク」もモンハンの生態図鑑のそれだし。
てっきり「ゼルダの伝説BotW」の方が近いのかな?と思っていたのでこれは意外。


オヤブンと呼ばれる中ボスも徘徊してます。
前作「ソード・シールド」では「モンスターボールを投げるスキのある相手ではない・・!」みたいなメッセージが出てそもそもモンスターボールを投げることが出来ませんでしたが、今回は普通に投げれます。(ただ、捕まえられるかは不明)

前作で投げるのをシステム側に止められる、というのが一番萎えたので今作では改善されてますね。

その後

ステージを散策しつつ、乗り物となるライドポケモンを入手し、キングと呼ばれるモンスターをやっつけるのが基本ゲームループ。
キング戦はアクション要素が強く、「スーパーマリオ64」感が強いです。

はじめの数ステージまではどんどん増えていって楽しくなってきますが、だんだんと先が読めてしまって「また同じことの繰り返しかあ・・」なんて思ってしまいます。
(新しいポケモンも少なくなっていくのも問題)

ゲームに慣れて若干飽きが出てきたところで、とあるイベントで主人公がムラを追放されることになります。
これが結構衝撃でした。


今までどうすることも出来なかったキングたちを次々鎮める主人公。
自分が信用得るためにわざと荒ぶるように仕込んでいた疑惑をかけられます。

異世界転生モノで同じように異世界から来た人が活躍するお話はあるけど、それを良しを思ってない人はいるだろうな・・とずっと思ってました。
今回のお話の展開はそれに見事に応えてくれた感じ。まさかポケモンで見れるとは・・!


追放によってムラの施設は使えなくなりますが、重要な一部施設(牧場とか雑貨屋)はちゃんと納得できる理由で使えるようになります。
システムをシナリオでちゃんと説明してくれる私の好きなタイプのゲーム!

他にもプレイヤーが「?」や「?!」と思うことにちゃんと反応してくれてるので、物語を進めるのが楽しかったです。


ということでクリアまで熱中して遊べました。

その他、気になった点

モンスターボールを投げる周り

序盤はサクサク進めたいのでモンスターボールをどんどん投げて捕まえたい。
でもバトルしないと捕まえることが出来ないポケモンが出てきて面倒だなあ・・とか思ってました。

なんならポケモン置いておくから自動でバトルしてほしいレベル。

でも、後半は逆にボール投げても捕まえるのが難しくなってくるので、バトルさせてくれ・・!となりました。

なので今くらいの感じがちょうど良かったということです。

笛の音

ライドポケモンを呼び出す際に笛で出現させますが、その時の音が電子音っぽくて世界観に合わない印象を受けました。
これはベースとなった「ダイヤモンド・パール」にそういったものがあるのでしょうか?(未プレイ)

ライドポケモン:ヒスイウォーグル(いわゆるそらをとぶ)


遊び始めて「ゼルダの伝説BotW」の「パラセール」や「リーバルトルネード」が欲しいなあ・・と思っていました。
これはそれに代わるシロモノ。

かなり自由に飛んでいけるので便利すぎて若干ゲーム性を破壊気味。
手に入るのが終盤なのでまあ・・なんとかなってるのかな?

よく考えたらこういった箱庭ゲームで自由に空飛べるのは珍しいかもしれない。(ゼルダのパラセールはスタミナ制限付きだったので)

ライドポケモン:ガチグマ

ダウジング機能があるライドポケモン。
クリアまでに使わなかったです・・(チマチマ探すのが、性に合わないのです)

クリア後にサブ任務を進めていますが、その中で使用がほぼ必須のものがありました。苦行でしかない・・

技覚え

今までのポケモンだと忘れてしまったわざは特定の施設で思い出す必要があったけど、今作では「技覚え」から自由に出し入れできるようになったのでかなり便利。(RPGの装備みたいな扱いみたいな)

いわゆる「わざマシン」的な機能の道場もあるのである程度カスタマイズも可能。

レポート画面


これが通常のレポート保存画面。


特定の条件で所属が外れている間はちゃんとレポート保存画面にも反映がされてて芸が細かい。

このレポート画面。
せっかく写真撮影設備があるのだから、このレポート画面の顔も変更出来たらよかったのになあとか思ったり。

早業・力業


早業・力業はゲームシステム的に有効的だったのかはちょっと疑問です。
(早業にすると威力が下がる代わりにターンが回ってきやすく、力業にすると威力が上がる代わりにターンが回りにくくなる)

使ってはいたものの、早業にしたからといって目に見えてターンが回ってきやすくなる、というタイプではなかったです。
一方、力業は確実にターンが遅くなるというデメリットがはっきり出てた印象。

どちらかというとボストレーナーポケモンが2回行動するためのシステムなのかな、と思いました。

ただ、早業・力業で「こうかばつぐん」のわざを使うとヒットスローがかかるのは気持ちいい。

落とし物

誘導がないので気づけない要素。
メニューをいろいろイジっているときに発見。

今作ではやられてしまったとき(GAME OVER時)に持ち物を落としてしまうという要素がある。
自分では拾えない?みたいですが、インターネットで繋がっている他の人の落し物は拾うことが出来る。
拾ってもらえると自分の元に戻ってくる。

フレンドがこの辺りに落としたもの、と狙って拾えないのでシステム的にはもうちょっと、て印象。

バトル

世界感的にポケモンを上手に扱える人は限られているので、いわゆるトレーナーとのバトル回数は少なめでほとんどがイベントバトル。

トレーナーの目の前にいくと対戦になるアレがちょっとゲーム的だったし、手間だったのでこの改変は私的にはアリ。

そんな感じなので今作はバトルするのが好きな人にはちょっと合わないのかもしれない。

DL特典


パッケージ版も買いましたが、こちらは記念+妻に貸す用。

発売日当日にすぐ遊びたかったので「2本でお得 ニンテンドーカタログチケット」で別途ダウンロード版を入手。
そのダウンロード版のDL特典で「ヘビーボール」がもらえますが、重いボールなので飛距離がなく扱いづらかったです。(モンスターボールの中では「フェザーボール」や「ウイングボール」の挙動が当てやすい)

意外とあっさり

結構ヒドいことをする主人公からしたら敵側の人物たちが、ポケモンバトルで勝つとあっさり降参する。
もうちょっと足掻いて欲しかったけど・・あんまりやるとクドいか・・。

まとめ


スタッフロールまでのプレイ時間は約24時間。
この時間なら社会人ゲーマーにも挑戦しやすいと思います。

いつもならこれで終わり、ですがまだもうちょっと遊びたいので続けてみようと思います。
(主人公は元の世界に戻れるのか非常に気になる)

今後について

私的にはかなり手ごたえを感じたのでこのレジェンズシリーズ?は続いて欲しいなと思いました。
(本編はマンネリがヒドくてよっぽどのことがないと遊ぶ気になれないので・・)

ちょっと思ったのが大胆にシステムを変更しているので、保険として「ダイヤモンド・パール」のリメイクを出してさらに「ダイヤモンド・パール」との関連性を持たせた・・ような雰囲気を若干感じました。

この新しい試みに拒絶反応が出た方もいたので今後ポケモンは「従来通りのシリーズ」と「レジェンズシリーズ」という形になるんでしょうか?

私的にはレジェンズシリーズで次は全く新しい地方で遊びたいです。

追記(2022.02.11)


図鑑登録が完了したので「終了」とします。
クリアタイムは45時間。
スタッフロールまで24時間程度だったのでそろえるのに倍の時間がかかった感じですね・・!

最後の大オチが私は合わなかった。てっきり元の世界に戻れると思っていたので。
(世界名作劇場のラストみたく「さようなら~」て登場人物とお別れしたかった)

でも最近の異世界転生モノて元の世界に戻ったり目標にしてたりすることあまりないかあ・・

DLCで後日談追加されることに期待です。


前後記事

ロードス島戦記-ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-、クリアまでの感想(※ネタバレあり)